革靴が黄ばんでしまっても、白さが戻ってきますよ。【レザーシューズ】

革研究所 小倉田川店 岩井です。
本日は黄ばんでしまった革靴の塗装修理を紹介いたします。
白い革製品は長く使っていると、黄ばんでくる事があります。革の表面を覆っている塗装が、紫外線や化学物質によって変色してしまう事が原因です。
当店の修理では、黄ばんでしまった革の表面に新たな塗装の膜を作り、元の色に近い状態へ甦らせます。どのように甦るか、ご覧ください。
白い革靴が黄ばんできた・・・
今回紹介する革靴、修理前はこのような状態でした。
このように元は白に近い色だったのですが、全体的に黄ばんでいます。さらに黒ずみや小さな傷も付いてしまっています。
上記の状態を踏まえて、今回はこのように修理をしております。
・クリーニング
・下地処理
・塗装
あの頃の白さを甦らせる、当店の革靴修理3つのステップ
1.革靴表面の汚れや汚れを落としていきます。
※写真はイメージです
今回の靴は白く仕上げる為、汚れが残ったままになっていると、色が入りにくくなります。その為、事前にクリーニングを行う事で、後の仕上がりが変わってきます。
2.下地処理
※写真はイメージです
つま先についた傷をそのままにしておくと、見栄えが悪く塗装の仕上がりも悪くなります。その為、傷の部分をできるだけ平滑にする為、表面を削ったり樹脂を詰める下地処理を行います。
3.塗装
※写真はイメージです
下地処理で平滑になった表面に塗装を行います。塗装と乾燥を繰り返し、塗料が定着していきます。塗装が終わると、色が落ちないようにコーティングして出来上がりとなります。
このような手順を踏むことで、黄ばんだ革靴は甦り、黄ばみや傷を気にせずにお使い頂く事ができるようになります。
甦った革靴Before After
修理が終わった靴はこのようになりました。
修理前
修理後
修理前
修理後
修理前
修理後
いかがでしょうか。
黄ばんで暗くなっていた表面が、塗装によって白さが甦りました。傷や黒ずみも全く見えなくなっています。
これで、再び外にはいていけますね。
革靴の傷や黄ばみ、色落ちが気になったら、ご相談ください。
革靴は長い間使い続けていると、どうしても傷や色あせ、色落ちする事があります。
普段お使いの革靴で気になるところがあれば、まずはご相談ください。
すぐに返信させて頂きますので、お問合せの際には写真をお送りください。
大切な物をいつまでも使いたい、当店はそんなお気持ちにお応え致します。
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