持ち手の黒ずみ、気になったらご相談を!【ルイヴィトン】

革研究所 小倉田川店 岩井です。
本日はヴィトンのバッグについた黒ずみの修理を紹介いたします。ヌメ革の持ち手が特徴的なヴィトンのバッグですが、長く使っていると、どうしても持ち手が黒ずんでしまいますね。
それがどのように生まれ変わるか、ご覧ください。
このままでは、持ち歩けない・・・
今回ご紹介するバッグ、確認すると写真のように持ち手が大分黒ずんでいました。
このように、持ち手が黒ずんでしまい、長年使い続けていたことがわかる状態になっています。このまま持ち歩くのは少し気になりますよね。
しかし、バッグ本体は問題なく使える事が多く、処分してしまう事もためらってしまいます。
当店の修理では、持ち手が黒ずんでしまったバッグも、再び使い続ける事が出来るようになりますので、ご安心ください。
持ち手が黒ずむ原因は変色!?
そもそも、なぜ持ち手はこのように黒ずんでしまうのでしょうか?
実は、このような黒ずみは単純に汚れているだけではなく、革自体も変色しているのです。
ヴィトンなどで使われている革は、ヌメ革と言って、塗装などの処理をほとんど行わず、革本来の質感を大事にした仕上げをしています。
その為、紫外線などの影響を受けやすく、長く使っていると革自体が赤く変色してきます。変色したうえに手の皮脂などが付着して、黒ずんで来るのです。
結果として、革の表面が汚れているのではなく、革自体が変色している状態であるため、一般的に言われる染み抜きやクリーニングといった方法で、元の状態に戻す事はできないようになっているのです。
当店での持ち手修理は再作成と塗装修理
当店でこのように黒ずんでしまった持ち手に対して、2つの修理方法をご案内しております。
1.持ち手の再作成
2.持ち手の塗装修理
持ち手の再作成の場合、当店の縫製部門にて同じような持ち手を作成して、取り付けます。
デメリットとしては、塗装修理に比べて料金と修理費用が掛かってきますが、メリットとしては、購入当初に近い状態まで甦らせることができます。
塗装修理の場合、表面の油分などを落としてから、革専用の塗料を使い、色を入れていきます。色は一点一点作成しますので、可能な限り元に近い色を作り出します。
この場合のデメリットとしては、縫い目まで色が入るので、購入当初と同じ状態にすることはできません。あくまでも違和感なく使用できるレベルの修理となります。メリットとしては、持ち手の再作成よりは安価で修理できます。
以上の方法によって、ご予算やお好みに合わせて対応をさせて頂きます。
甦ったヴィトンのバッグ Before After
修理が終わったヴィトンのバッグはこのような状態に生まれ変わりました。
修理前
修理後
修理前
修理後
修理後
いかがでしょうか。
写真は塗装修理を行ったものになります。ひどかった黒ずみは全く見えなくなりました。
これで、違和感なくお気に入りのバッグを使い続ける事が出来ますね。
ヴィトンの持ち手の黒ずみでお困りであれば、まずはご相談ください。
今回ご紹介したバッグのように、持ち手の黒ずみが気になるバッグがあれば、まずはご相談ください。
すぐに返信させて頂きますので、お問合せの際には写真をお送りください。ご満足いただけるよう、しっかりとご案内させて頂きます。
大切な物をいつまでも使いたい、当店はそんなお気持ちにお応え致します。