
大事にしていたフルラのバッグ、持ち手がベタベタして使えない・・・



そんなときは持ち手の修理がオススメです!
こんにちは、コウです。
フルラをはじめとしたブランドのバッグを使っていると、持ち手がベタベタしてくることがあります。
せっかくお気に入りで大切に使っていたのに、持ち手がベタついてしまうと、バッグを使うことが出来なくなりますよね。
今回はバッグ修理の仕事を10年近く行っていた私が、フルラのバッグを例にとって、持ち手のベタつきが起きる原因や対策を紹介します。
ベタベタの原因はコーティングが溶けたから!原因と防ぐ方法は?
上の写真はベタベタになってしまった、フルラのバッグの持ち手です。
持ち手を持つと表面がベタベタしていて、手にも汚れがついてしまいます。
それに、こんな状態の持ち手を腕にかけると、洋服まで汚れてしまい、本当に大変なんです!
ところで、こんな厄介な持ち手のベタベタは、なんで起こると思います?
このベタベタの原因は、空気中の湿気によってバッグのコーティングが溶けてしまったからなんです。
ブランドバッグの多くはヨーロッパで作られていますが、日本はヨーロッパに比べて湿気が高い為にどうしても湿気の影響を受けてしまいます。
その為、バッグを収納する際に2つのことを気を付けると、より長く使い続けることが出来ます。
・バッグが入っていた箱に入れたままにせず、不織布(ふしょくふ)でできた袋に入れる。
・バッグをクローゼットに長く収納するときはときどき風通しする。
ブランドバッグを買う時は、バッグは箱に入っていることがほとんどだと思いますが、その箱は長く保管するための箱ではありません。
バッグをクローゼットに入れるとき、箱にバッグを入れたままだと、箱の中に湿気がたまってしまいます。
その結果、箱の中の湿気によって持ち手のコーティングが少しずつ溶けてしまい、最後はベタベタになってしまうんです。
なので、長い間バッグを収納するのであれば、バッグが入っていた箱ではなく、不織布(ふしょくふ)でできた袋などを使うと良いです。
なぜなら、不織布は風が通りやすく、湿気がたまりにくくなっているので、湿気によるベタベタを防ぐことができます。
さらに、バッグについた湿気を払うため、数週間に一度はバッグを風通しの良い場所に置いておきます。
クローゼットの中は閉めた状態だと空気が流れないので、湿気がこもってしまい、バッグがベタベタになる可能性があります。
その為、クローゼットに入れたバッグはそのままにしないで、時々風通しの良い所に出して風を当てると、ベタベタするのをある程度抑えることが出来ます。
ベタベタになったフルラのバッグの対処方法は3つ!
1.持ち手にハンドルカバーをつける
この方法は一番手軽にベタツキの対処ができる方法です。
方法はとっても簡単で、市販されているハンドルカバーを持ち手に付けるだけです。
ハンドルカバーは1000円~2000円程度で販売されており、簡単に購入することが可能です。
また、ハンドルカバーが無ければ、使わなくなった布などを巻いてもよいです。
ただべたつきが解消されるわけではないので、あくまでも応急処置となります。
ひとまずバッグを使えるようにして、そのあいだに他の修理方法を検討するのが良いでしょう。
2.持ち手の再コーティング
もう一つの方法としては、バッグの持ち手を再度コーティングしてしまう方法です。
持ち手のベタベタは表面のコーティングが原因と言いましたが、そのコーティングをはがしてしまい、新しくコーティングを行うのが、この修理方法です。
この方法の良い所は元の色に近い色のコーティングを行えば、修理跡があまり目立たないという点にあります。
修理前と全く同じ状態には戻りませんが、べたつきが無くなり、ある程度違和感がない仕上がりになります。
修理費用はお店によりますが、おそらく数千円~1万円台になると思われます。
ただ、この方法は個人で行うのは非常に難しく、バッグの修理ができるお店に相談した方が良いです。
また、非常に手間のかかる作業になるので、修理店でも対応していない所もあります。
3.新しい持ち手の取り付け
最後の方法としてはベタベタした持ち手を取り外して、新しい持ち手に交換する方法になります。
フルラのバッグの持ち手はバッグ本体に糸で縫い付けられているので、その糸を外してから、元の持ち手に近い色の持ち手を作って取り付けます。
この修理方法のメリットとしては、持ち手そのものが新しくなるので、耐久性が高くなって長くバッグを使い続けることができます。
修理費用は1万円台後半~2万円台になると思われます。
この方法も個人で行うことはまずできないので、お近くのバッグ修理ができるお店に相談された方がよいです。


まとめ
フルラをはじめとした、バッグの持ち手に発生するベタつき。これは湿気によるものです。
持ち手がベタベタしてしまった際の対処方法には3つの方法があります。
1.持ち手にハンドルカバーを付ける。
2.バッグの修理店で持ち手の再コーティングを依頼する。
3.バッグの修理店で持ち手を交換してもらう。
バッグの持ち手部分がべたついてしまうと、バッグを持ち歩くことが出来なくなります。
そんなときには、上の3つの方法の内、ご自身にあった方法を選んでみてくださいね。