ゴヤールの持ち手 色移り改善修理

革研究所 小倉田川店 岩井です。
本日はゴヤールの持ち手に発生した、色移りの修理を紹介いたします。
とても使いやすいデザインのゴヤールのサンルイですが、数年程度使っているある日、肩にかけると洋服に色移りする事が・・・
今回ご紹介するバッグも、色移りが激しい状態になって居ました。
目次
持ち手の色が洋服についてきたんです。修理お願いできますか?
今回のお客様は当店のブログをご覧頂き、お問い合わせ頂きました。
「エタノールのついた手でバッグを持ってから、色が落ちるようになったんです。洋服にも色がついてしまって・・・しゅうりできますか?」
早速バッグを確認すると、このような状態になっておりました。
本来、ゴヤールの持ち手には側面に樹脂が塗られているのですが、この部分がベタベタして、柔らかくなっています。
お客様が仰っておられたエタノールは消毒剤として使われており、ショッピングセンターなどの入り口などに置かれている事があります。
その為、除菌目的で消毒した後、乾燥させないでバッグの持ち手を触ると、色が落ちてくる可能性があります。
今回は持ち手の劣化した樹脂を剥がし、新しい樹脂を塗る事に致しました。
どの様に生まれ変わったのか、ご覧ください。
生まれ変わったゴヤールの持ち手 Before After
修理前
修理後
修理前
修理後
いかがでしょうか。写真で見ると表面の凹凸がひどい状態でしたが、修理後はその凹凸がなくなっております。もちろん、修理後は手で触ってもベタつかなくなりました。
これでまた気兼ねなくお気に入りのバッグを使い続ける事が出来ますね。
料金っていくらかかるの?修理ができるまでの流れは?
今回の修理費用は以下の通りとなります。
ハンドル塗装修理:4800円
※消費税および送料別
また、今回の修理では行いませんでしたが、ハンドルを交換した場合の費用は以下の通りです。
ハンドル交換:20000円
劣化した持ち手を取り外して、新しい持ち手を作成して取り付けます。劣化がひどい場合や、持ち手が切れそうな場合は、持ち手の交換をオススメしています。
大切なゴヤール、長く使い続けるために、まずはご連絡ください!
修理の終わったバッグをお送りした所、お客様から「完全復活しましたね!」と喜んで頂きました。
長い間愛用してきたゴヤール。そのハンドルのべたつきが気になったら、まずはご相談ください。
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