
本日はシャネルのバッグについた黒ずみの修理を紹介いたします。
12月に入り、何かと出かける事が多いかと思いますが、そんな時クローゼットにしまっていたバッグを出すと、黒いシミやカビが・・・そんな事ってありませんか?
ハイブランドのバッグなら、簡単に捨てるわけにはいかず、どうしようと悩んでしまうかと思います。
そんな時には、これからご紹介するブログをご覧ください。きっとお役に立てると存じます。
目次
久々にバッグを出したら、カビのシミが・・・・
今回のお客様は、当店のブログをご覧いただき、お問合せ頂きました。
「バッグをクローゼットから出したら、カビがとてもひどくて・・・カビはふき取ったんですけど、黒ずみが残ってしまったんです・・なんとかなりますか?」
当店のある福岡県の筑豊地域からのお問合せだったので、直接お伺いしバッグを拝見させて頂きました。
バッグを拝見させて頂くと、表面にしっかりとしたカビの痕が見えます。また、バッグの内側にはボールペンと思われる線が入っています。
さらに、長年使われていることもあり、バッグの四隅が擦れて白くなっています。
このままの状態で持ち歩くのは、さすがに抵抗がありますよね。かといって、バッグそのものが破れている訳ではないから、処分するのももったいない・・・
できれば、また使えるようになると、とても良いですよね。
そこで、当店では塗装修理によって、再びお使い頂けるようにお手伝いをさせて頂きます。
どのように生まれ変わるか、ご覧ください。
バッグを生まれ変わらせる3つのステップ
今回の修理では、3つの手順を踏んでいます。
1.クリーニング
2.全体塗装
3.コーティング
1.クリーニング
最初に、表面に残っている余計な汚れや油分を落としていきます。この処理を行う事で、塗装の際に色が均一で綺麗に入っていきます。
カビが革についてしまった場合、表面のカビを落としても、革や表面の塗装部分に黒いシミが残ります。このシミは溶剤などでは落ちないので、革の劣化を防ぐため、ある程度でクリーニング処理を止めます。
2.全体塗装
クリーニングが終わったら、全体を塗装していきます。色がきちんと入るように、何度か塗装と乾燥を繰り返して、ゆっくりと作業を行います。
今回のバッグは持ち手の一部がチェーンになっていたので、チェーンを分解して中の革のストラップ部分を取り出し、こちらも塗装しました。
3.コーティング
塗装と乾燥が完了したら、色が落ちないようにするためにコーティングを行います。このコーティングには新しい汚れが付きにくくなる効果もあります。
このような修理を行う事で、大切なシャネルのバッグは生まれ変わり、再びお使いいただく事が出来るようになります。
甦ったシャネルのバッグBefore After
修理が終わったバッグはこのような状態になりました。
修理前
修理後
修理前
修理後
修理前
修理後
修理前
修理後
いかがでしょうか。
大きく目立っていたカビの黒ずみはすっかり見えなくなりました。それからボールペンの痕も見えません。
角についていた白いスレも色が入り、ほとんどわからなくなりました。
これで気にすることなく、外に持っていって使う事が出来ますね。
バッグのカビ、シミや汚れが気になったらまずはご相談を!
お客様にバッグをお渡しした所、とても喜んで頂きました。
「これで、また使い続ける事ができます!本当にありがとうございました!」
大事なバッグはクローゼットなどへ、大切に保管されている事が多いかと存じます。しかし、保存方法によっては、どうしてもカビが生えてしまう事も・・・
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