【GOYARD】四隅が破れても直せる?ゴヤールサンルイの修理

革研究所 小倉田川店 岩井です。

本日はゴヤール サンルイの破れ補修を紹介します。

ゴヤールは特徴な模様「ゴヤールディン」が目をひきますね。
しかし長い間使用する事で、四隅の角が破れてくることがあります。今回ご依頼頂いたバッグも、目立つ穴が四隅に開いていました。

ゴヤールの四隅が破れて、穴が・・・

今回は、県外のお客様からメールにてご連絡を頂きました。

「バッグの四隅に小さな穴が空いていたんです。持ち手も割れてしまっていて・・・」

写真をメールで拝見させて頂いた所、このような状態になっていました。

バッグの四隅の破れ

 

バッグの四隅が、1cm程度破れていました。

ゴヤールのサンルイで使われている生地は、綿でできたキャンパス地に樹脂でコーティングされています。今回のバッグは表面の樹脂だけでなく、裏側のキャンパス地も完全に破れている状態でした。

持ち手のコーティング劣化
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ゴヤールの持ち手は樹脂でコーティングされているのですが、ご覧の通り側面の樹脂が剥がれています。


このまま利用してしまうと、手触りがとても悪いですし、何より持ち手の劣化が進み持ち手が切れてしまう事も・・・

今回のご依頼は県外からのお問合せだったので、仕上がりについてメールにて何度かやり取りをさせて頂き、下記の内容で修理を行う事に致しました。
1.四隅の破れ補修
2.持ち手の樹脂コーティング

今回の修理の結果、どのように生まれ変わるのかご覧ください。

2つの工程で生まれ変わるゴヤールのサンルイ

1.角の破れ補修


最初に角に空いた穴をふさぐ処理を行います。ゴヤールのサンルイは、表がゴム裏が綿のキャンパス地となっており、裏から
特殊なシートを裏地側に貼り付けて、穴の部分を樹脂で埋めていきます。

ある程度違和感がなくなったら、表面を整えて、最後に修理箇所の保護の為、コーティングを行い完成となります。

2.持ち手のコーティング処理
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ゴヤールの持ち手は、革の断面部分を保護する為、樹脂でコーティングされています。しかし、今回のバッグはコーティングが剥がれて、持ち手の内部もひび割れていました。

その為、コーティングされていた部分を研磨して、表面を整えてから樹脂を均一に塗っていきます。乾燥と塗装を繰り返し、違和感がなくなったら完成です。

コーティングが終わった持ち手は、手で持った際に違和感を感じさせる事なくお使い頂けるようになります。

また、側面が劣化していると、持ち手自体も劣化を防ぐことができますので、再び長くお使い頂けるようになりますね。

生まれ変わったゴヤール Before After

修理前

 

修理後
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修理前

修理後
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いかがでしょうか。開いていた穴はすっかり見えなくなりました。この穴を埋める際に使用した樹脂は伸縮性があるので、非常に破れにくくなっています。

その為に、簡単に破れたりすることは無いので安心して使って頂けます。

修理前
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修理後
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いかがでしょうか。

写真の通り、すっかり破れやひび割れが気にならない状態になりました。

このような修理を行う事で、今まで破れなどが気になって使えなかったゴヤールも、再び使う事が出来ますよ。

ゴヤールの四隅が気になりだしたら、まずはご相談を!

修理の終わったバッグをお送りした所、お客様から「綺麗に仕上げて頂いて、ありがとうございました!」と喜びのメールを頂きました。このように喜んで頂けると、私も修理の仕事をしていて良かったと感じます。
長い間愛用してきたゴヤール。その四隅が気になり始めたら、まずはご相談ください。



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