2023年2月13日に、漫画家の松本零士さんの訃報がありました。
松本零士さんと言えば、2003年にダフトパンクとコラボした事で話題になっていましたね。
このコラボが実現した理由として、ダフトパンクの2人が松本零士さんのファンだったことがあげられます。
今回はコラボした理由や、2003年に発表された映像作品「インターステラ5555」について調べてみました。
ダフトパンクが松本零士のファンだから実現できたコラボ
ダフトパンクは1993年にフランスで結成され、2021年に解散した音楽ユニットです。
28年間の間に4枚のアルバムを発表し、様々なアーティストと共演をしており、伝説的なアーティストであったと言えます。
そんなダフトパンクの2人は、以前より松本零士さんの大ファンだったそうです。
その為、2000年に発表したシングル「ワン・モア・タイム」ではMVの作成を松本零士さんにお願いして、コラボが実現しました。
また、その後2003年には「インターステラ5555:THE 5TORY OF THE 5ECRET 5TAR 5YSTEM」という映像作品が発表され、そちらも松本零士さんが手がけることになりました。
このアニメを手掛けているのがダフト・パンクが敬愛する日本の漫画家、アニメーターである松本零士です。彼らがフランスで幼い頃から見ていた大好きな日本アニメ、それを『ディスカバリー』のミュージックビデオとして松本零士に依頼したのがキッカケでした。2001年時点ではシングル曲だけの単独MVとして部分的に公開されていましたが、2003年にアルバム全曲を一つの作品にした67分のアニメーションオペラとして公開されました。この企画はここ日本のみならず世界中で話題を集め、少年だったポーターとマデオンをも夢中にさせたのでした。
https://sonymusicjapaninternational.com/n/n5c0834e08d8b
フランスでは松本零士さんが手がけた『宇宙海賊キャプテンハーロック』が非常に人気で、最高視聴率が70%を超えるほどだったそうです。
ダフトパンクの2人も、フランスで放送されていたキャプテンハーロックの影響を受けたかもしれないですね。
「インターステラ5555」とはどんな作品?配信サービスはあるの?
「インターステラ5555」とは、ダフトパンクが2003年に発表した映像作品になります。
発表当時は劇場公開されており、内容は惑星ディスカバリーを舞台にしたSFドラマです。
全編アニメで作成されていて、セリフは一切なく、2001年にダフトパンクが発表した「ディスカバリー」というアルバムの曲を使っています。
この作品で松本零士さんはキャラクターなどの総設定を担当されていました。
2023年2月現在、この作品を配信しているサービスを調べましたが、ありませんでした。
ただ、この作品の一部はyoutubeのダフトパンク公式チャンネルにて見ることが出来ます。
また、「インターステラ5555」のディスクは現在販売されておらず、中古で販売されているのみのようです。

【中古】(未使用・未開封品)インターステラ5555-The 5tory of the 5ecret 5tar 5ystem- [DVD]
最後に
松本零士さんの訃報に伴い、フランス大使館がこのようにツイートしています。
松本零士氏の訃報に接しフランス大使館は悲しみを深くしています。2012年にはフランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。Daft PunkとのコラボやJapan Expo出演など、熱狂的な人気を誇りました。人間の本質を描いた繊細で壮大な作品は、これからも我々の心に生き続けます。ご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/FAoo60y6FP
— フランス大使館🇫🇷🇪🇺 (@ambafrancejp_jp) February 20, 2023
フランスの大使館の公式アカウントでも取り上げられるほど、ダフトパンクと松本零士さんのコラボは評価の高いものだったことがわかりますね。
改めて、偉大な漫画家、松本零士さんのご冥福をお祈り申し上げます。